Q:妊娠中に胸部X線撮影をした時、腹部の防護をしてもらえませんでしたが大丈夫でしょうか?

A. 通常,胸部X線撮影で胎児に影響を与えことはない

X線装置には必要な部分だけにX線を照射できるようにする絞り機構があるため,X線は胎児に直接照射されず,母体の胸部から発生した散乱線だけの影響しかありません.

この散乱線は体内で発生するため腹部を防護しても防ぐことはできませんが,胸部から発生する散乱線はごくわずかで,胎児の位置で0.001mGy以下となり,胎児に何らかの影響を与える線量(しきい線量)100mGyに比べて十分低く,まったく問題になりません.

Print Friendly, PDF & Email