放射線業務従事者に対する放射線被ばく管理体制確立の為の 放射線防護マネジメントシステム導入支援研修会の開催(案)

各位

令和4年4月8日

労災疾病臨床研究事業研究班

代表 欅田尚樹

放射線業務従事者に対する放射線被ばく管理体制確立の為の

放射線防護マネジメントシステム導入支援研修会の開催(案)

令和3年4月より電離放射線障害防止規則が改正施行され、眼の水晶体の等価線量限度の引き下げが行われました。医療現場において、法令で定められた個人被ばく線量計を適切に装着していないという事例や法令の線量限度を超える放射線業務従事者が散見されることが明らかとなり、厚生労働省の検討会では事業者は安全衛生管理体制を確立することが望ましいと提言されました。また、今後は必要な際には労働基準監督署と保健所が連携して病院や診療所に指導を行うことが述べられています。

本研究班では放射線業務を行う医療機関を対象に、研修と個別支援を通じて、放射線業務従事者に対する放射線被ばく管理体制について説明し、貴事業場における放射線管理体制の確立を支援します。放射線被ばく管理体制を構築することにより、放射線防護について現場が抱えるリスクや課題が経営の視点で明らかになる等の効果が期待されます。「個人被ばく線量計の装着率が向上しない」や「管理方法がわからない」等の放射線管理に課題があると感じられている医療機関におかれましては、ぜひご参加ください。

尚、本研修会は、下記の通り参加条件を設定しております。これは、放射線被ばく管理体制を理解し運用する為に必要と考えられる職員の連携を想定して設けております。ご理解の程、宜しくお願い致します。

  • 参加条件
  • 全4回の参加
  • 研修会参加者は、「(ア)放射線被ばく管理体制導入のキーパーソンとなる医師(産業医等を含む)」「(イ)放射線管理を行う診療放射線技師」及び「(ウ)経理等担当事務職員」の3名。(ア)に関しては、少なくとも第1回目の参加が必要とします。
  • 病院管理者の内諾
  • 研修会運営組織

労災疾病臨床研究事業「放射線防護マネジメントシステムの適用とその課題解決に関する研究」研究班(代表 欅田尚樹)

  • 研修会実施方法

「ZOOMソフトを使った遠隔研修」及び「個別支援」

  • 研修会日程(全4回)(仮)

時間:全日程 14:00 〜 16:30

1回:令和4625日(土曜日)

2回:令和479日(土曜日)

3回:令和4730日(土曜日)

4回:令和5114日(土曜日)

  • 研修内容

1

  1. 放射線被ばく管理体制について
  2. 放射線防護リスクアセスメント手法について

2

  1. 放射線被ばく管理体制の運用について
  2. 個人被ばく線量計装着率の向上について
  3. 放射線業務従事者の教育について

3

  1. 放射線被ばく管理体制の運用評価について
  2. 高線量被ばくの従事者に対する対処方法について

4

  1. 各施設の取り組み報告会
  • 個別支援

参加医療機関のニーズに応じて「専門家のアドバイス」や「被ばく線量測定」を行う。

  • 参加費

無料

  • 定員

10施設程度

  • 申込先

下記のサイトからお申し込みください。

(グーグルフォーム)https://forms.gle/VxWqvNRcmSoi4uZv6

10)募集期間

令和4年4月4日〜5月31日

11)問い合わせ先

産業医科大学病院放射線部 中上晃一【欅田尚樹 代】

電話:093-603-1611、内線 7962、 e-mail: nakagami@clnc.uoeh-u.ac.jp

12)後 援

公益社団法人 福岡県診療放射線技師会

以上