技師会紹介

ご挨拶

 

 

 

公益社団法人福岡県診療放射線技師会

会長 塩谷 正貴

 

 

 

 

 

 公益社団法人福岡県診療放射線技師会のホームページをご訪問いただき、ありがとうございます。

 当会は高い倫理観と職業意識を持って放射線診療や検診業務等に従事する「診療放射線技師」の職能団体として、医用放射線の安全利用に関する知識の普及啓発、診療放射線学の向上発達をもって県民の健康福祉の向上に資することを目的とした活動を行なっています。

 診療放射線技師は放射線を人体に照射し、体内に潜む病変の画像化を主な業務とした医療技術者です。CTや胸部X線、バリウムを用いた胃透視をはじめ、放射線治療、核医学検査、さらに放射線を用いないMRIや超音波検査も診療放射線技師の業務です。主な職場は医療機関ですが、検診機関や研究教育機関等でも多くの診療放射線技師が活躍しています。また令和3年10月1日には改正診療放射線技師法が施行され、診療放射線技師の業務拡大がなされました。「造影剤注入のための静脈路の確保」「動脈路に造影剤注入装置を接続する行為及び造影剤を投与するために当該造影剤注入装置を操作する行為」「下部消化管検査のために肛門に挿入したカテーテルから注入した造影剤及び空気を吸引する行為」「上部消化管検査のために鼻腔に挿入されたカテーテルから造影剤を注入する行為及び造影剤の注入が終了した後にカテーテルを抜去する行為」等、これまで我々が行なっていなかったことが業務となり、医師の働き方改革のさらなる推進のために、他の医療関係職種とも協力しながらタスクシフトおよびタスクシェア(業務の移管および共有)を積極的に行う体制を整えています。

 医療以外では原子力防災に関する活動を行っています。平成23年に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故では大量の放射性物質が飛散しました。このときの環境および人体の汚染に関する測定に多くの診療放射線技師が協力しました。福岡県も玄海原子力発電所が至近にあることから有事の際に我々の協力が求められており、原子力防災のための講習会や訓練への参加を行っています。

 ホームページを通じて、当会の活動や最新の診療放射線技術、原子力防災に関連する情報等について発信してまいりますのでぜひご活用いただき、みなさまのお役に立てていただければ幸いです。

 

令和6年5月吉日

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